肝臓は一体どういう働きをしているのか?

肝臓の正常機能について

肝臓は、横隔膜へ接し、右の上腹部に存在する臓器のことです。
重さは1000~1500gあります。

肝臓は、体内の化学工場とも呼ばれています。
その名の通り、様々な働きを担っているのです。

大きな働きとして、1.栄養分の貯蔵、2.体に必須なタンパクの合成、3.毒物の解毒4.ビリルビン代謝 などが挙げられます。

1.栄養分の貯蔵
食物の消化によって腸管で吸収された栄養分は、血流にのって肝臓へ届けられます。
肝臓では、グリコーゲンという貯蔵エネルギーを作ることが出来ます。
空腹時でも血糖が一定以上に保たれる仕組みは、この肝臓にあるグリコーゲンを分解してグルコース(血糖)を生み出しているからです。

他にも、肝臓には中性脂肪やビタミンを貯蔵する仕組みもあります。

2.合成
肝臓は、化学工場といわれるだけあり物質の合成も行っています。
代表的なのは、アルブミンや凝固因子の合成です。
アルブミンとは、イオンの輸送タンパクとして働いたり、血液の浸透圧を保つのに役立っています。
凝固因子とは、血液を固めるときに必須の物質です。
出血時には、凝固因子が働くことで、失血を防ぐよう止血ができるのです。

3.毒物の解毒
有害な物質を解毒するのも肝臓の役割です。
様々な薬物が肝臓で代謝されるのも、この働きによるものです。
肝臓に障害があると、尿毒症といって解毒できなかった毒による症状がでてきます。

4.ビリルビン代謝
ビリルビンという物質は、腸管から脂溶性の栄養分やビタミンを吸収するときに必要不可欠です。
このビリルビンは、適量に保たれて排泄されますが、排泄する先は尿や便しかありません。
排泄する際は水に溶かすため、脂溶性のビリルビンのままでは排泄ができません。
そこで、肝臓にてグルクロン酸抱合とよばれる変換が行われ、水によく解けるビリルビンへと変換します。

肝臓は、以上の他にも多くの役割を担っています。
健康な肝臓を維持するのがいかに大切か分かるでしょう。