肝臓の健康を測る数値

肝臓を評価する他の検査

肝臓に対する血液検査の評価方法について解説しました。
次に、画像検査について説明しましょう。

肝臓の検査で、画像検査は有用です。
ただし、画像検査は被爆をする検査もあるため検査で異常であった人が行うことが一般的です。
例外なのはエコー検査で、被爆をせずに行うことができるため、割と気軽に使うことが出来ます。
一般的に画像検査は、症状があるか、血液検査に異常を来した患者にもちいる検査と言えます。

画像検査では、エコー(超音波)、CT、MRIが代表的です。
エコーは前述した通り、被爆しないことが特徴で、超音波の反射を利用して画像を作ります。
立体的な位置関係を正確にしることは難しいですが、肝臓全体の大きさや質、体表に近い部分の構造を知るにはとても有力な手段となります。
肝臓にできる腫瘍もエコー評価はかかせません。

CTは、レントゲンと同じ原理を用い、X線を利用して画像を作ります。
被爆があるため、妊娠女性に用いることができなかったり乱用はできませんが、立体的な位置関係を正確に知ることが出来るため、肝臓の状態を評価するのに最も有用な手段と言えるでしょう。
検査時間も短く、撮影時間はあっという間、検査全体で10分もあれば終わってしまいます。

MRIは、磁場を利用した検査です。
時間がかかるのが難点ですが、さまざまな設定で撮影することができ、肝臓に腫瘍があった場合は質的な診断をするのに有用です。

これらの検査を組み合わせて、肝臓の状態をより詳細に評価することができます。

画像診断にお世話になるのは、主に腫瘤性の疾患でしょう。
肝臓にできる腫瘤のなかでも、癌は命にかかわる病気です。
腫瘤の質を診断して、良性で放っておいてよいのか、悪性で手術をしなければならないのかなど、画像で判断することとなります。

これらの画像診断のなかでは、よく「造影剤」という薬を用います。
造影剤は、画像で光る物質であり、CTやMRIにて血流豊富な部位を特定するときに使います。
腎臓が悪い人は、造影剤を使うことが出来ず、質の悪い画像で評価を行うこととなってしまいます。
CTやMRIは他の臓器の病気にも有用な検査であるため、正確な診断を受ける為には腎臓を健康に保っておくことも大切です。