肝臓と飲酒について

肝臓に良い習慣と悪い習慣

肝臓ではいろいろな化学反応が行われており、毒を解毒する作用があります。
具体的には無毒化して尿や便に排泄する仕組みとなっており、毒に対しては解毒、薬物や栄養に関しては代謝されるという言葉で表現されます。

アルコールも肝臓で代謝される物質のひとつです。
アルコール自体は神経をの緊張をほぐし、少量であれば体によい作用があるといわれています。
しかし、多量のアルコールを代謝することで、肝臓に負担がかかります。
大酒家が肝臓を悪くするのを知っていますか。

肝臓は「沈黙の臓器」とも呼ばれており、多少障害があってもすぐに症状として現れません。
痛みも起こらず、体表からも見えないため異常に気づかないまま進行していることが多くあります。

知識がないままに、アルコールを多飲し続けると肝臓病になります。
適量のアルコールの目安として、「ドリンク」という単位が用いられています。
具体的には、純アルコール10gで1ドリンクとされ、飲酒量の基準とされています。

ビールは度数5%程度のため、1ドリンクは300mlになります。
日本酒では度数15%程度のため、1ドリンクは80mlになります。
このように、飲むお酒の種類が変わっても、肝臓に与えるダメージを定量化できることが便利です。

アルコールの良い側面を残しつつ、肝臓に負担をかけない量として提示されているのは、1日2ドリンク以下です。

アルコールの代謝速度には個人差がありますが、一般的には2ドリンクを超えて飲まないようにすることで健康な肝臓を維持することが可能とされています。

また、肝臓を休める日を作ることも重要です。
連日飲酒を続けると、肝臓が疲弊してしまいます。
週に1日以上は、アルコールを摂取しない日を設定するように心がけましょう。

適度な飲酒習慣を守ることで、肝臓病のリスクを減らしましょう。
そして、定期的に血液検査や医師の診察を受け、肝臓の状態を把握しておくことも重要です。