ウイルス性肝炎の解説

ウイルス性肝炎とは

肝硬変にもウイルスの関与がありました。
ウイルスによって肝臓に炎症が起こり、それが持続することで肝硬変を発症します。

ウイルスによる炎症には慢性炎症と急性炎症があります。
どちらの炎症となるかはウイルスの型によって異なります。
肝炎ウイルスの型には、AからEまであり原因も経過も異なります。

A型はカキの生食で起こり、急性肝炎が主。
B型は血液や性感染で人から移り、劇症肝炎をおこすか、慢性化する。
C型は血液や性感染で人から移り、慢性肝炎となる。
D型はB型と混合感染する。
E型はイノシシ肉などの畜産物の生食で感染し、まれに劇症化する。

以上のような認識でよいと思います。

健診で引っかかるとすれば、慢性肝炎という部類でしょう。
慢性肝炎では、70%がC型肝炎ウイルスで、20%がB型肝炎ウイルスとなっています。
ほとんどの症例がB型かC型ということで、移る経路は血液感染か性感染となります。

健診で異常を指摘される場合は、血液検査でしょう。
GOT、GPTの上昇が持続する場合に疑われます。

特殊な血液検査を行うことで、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスにかかっているかどうかが判定できます。

予防としては、
1 感染者と性交渉しない 
2 輸血をするような病気にならないように気をつける
3 刺青をいれない
ことです。
一昔前は、輸血で多くの人がC型肝炎になりました。
今は、輸血の技術も進み、ウイルスが混入しない輸血製剤を作れるようになってきました。
しかし、移る可能性は0ではありません。
命にはかえられませんが、外傷を伴うような事故に遭わないようにするなど日頃の生活から気をつけられることもありますね。

性交渉では、感染者の体液が粘膜に触れることで感染します。
ちゃんとした知識をもつことが大事です。

刺青は、不潔な針を用いることで他人から感染します。

感染が判明したら、ウイルスに効く薬を飲みます。
B型C型の中にもさらにウイルスの型があり、効きやすいものと効きにくいものがあるとされています。
しかし、慢性肝炎から肝臓癌へ移行するのを予防したりと完治しなくともよい効果が得られます。

とにかく、感染症であるウイルス性の肝炎は、感染しないように予防することが一番でしょう。